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【6月の養生】梅雨のむくみ・だるさ・不調に。“湿”をためない体づくり

管理者 2025.06.03

6月5日頃からは、二十四節気のひとつ【芒種(ぼうしゅ)】の時期に入ります。

紫陽花の写真

「芒(のぎ)」とは、イネやムギなど穂の出る穀物のこと。芒種とは、これらの種をまく季節を意味しています。

 

この時期、アジサイが美しく咲き始めたり、梅酒を漬ける季節でもありますね♪

 

湿度が上がる季節、体も心もどんより…
芒種のころから、暑さが日ごとに増し、西日本では梅雨入りが始まります。
梅雨前線が北上し、本格的に「高温多湿」の季節がやってきます。

 

たとえば…

 

  • 身体が重だるい、動きにくい
  • 頭が重い、めまい、胸のつかえ
  • お腹の張り、食欲不振
  • 浮腫(むくみ)、皮膚のトラブル
  • 水虫や足のムレ、おりものや目ヤニの増加など、粘り気のある分泌物が増える

 

これらはすべて、湿気による巡りの乱れが影響している可能性があると考えられています。

湿気に負けない!東洋医学の視点からできること

東洋医学では、湿邪の影響を受けやすい臓器は【脾(ひ)】だと考えます。
脾は消化吸収をつかさどり、体全体に栄養や水分を巡らせる大切な働きを担っています。

 

脾をいたわり、湿気を追い払うにはこんな食材がおすすめです:

 

脾が喜ぶ「黄色くて甘い」食材:穀類(米・麦)、豆類、芋類など
湿を取る&流す食材:瓜類(きゅうり・ゴーヤ・かぼちゃ・すいか・冬瓜など)、とうもろこしのヒゲ、はと麦、小豆、緑豆など

 

ポイントは、これらを温かく調理すること。
冷たい食事ばかりだと、脾が働きにくくなるとされているため、温める工夫を忘れずに♪

女性に特におすすめのセルフケア:『三陰交』のツボ

三陰交のツボのイラスト

梅雨の時期には、体調のゆらぎを感じやすい女性も多いはず。
そんなときにぜひ取り入れていただきたいのが、三陰交(さんいんこう)のツボです。

 

足の内くるぶしの上、指4本分くらいのところにあるツボで、脾・腎・肝という3つの女性に大切な経絡が交わるポイント。

 

毎日の指圧やお灸で、巡りを意識しながらケアをすることで、湿気の影響を受けにくい体づくりを目指しましょう。

梅雨の体調管理は「脾」を整える意識から

この季節、体が重い・むくみやすい・気分が晴れない……そんな不調を感じたら、 ぜひ「湿」の存在を意識してみてください。

 

食事や生活を少し工夫することで、心身が整いやすくなる場合があります。

 

梅雨の養生、今から始めて、元気に夏を迎えましょう♪

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