管理者 2025.04.08
鍼灸サロン いぶきケアルームです。
今回は以前からお伝えしている
「妊活において、まずは貧血への配慮が大切」についての続きです。
私が初めて妊活を意識して専門病院を受診し、血液検査を受けたのは13年前。
その時の検査結果を改めて見返してみると…
「当時の体調から考えると、妊娠や産後の生活に影響があったのかもしれない」と、当時の自分の体調に納得してしまいました。
その一因として「貧血」があったことは、以前のブログでも紹介させていただきました。
そして前回は、鉄分を含む食品の摂り方の工夫についても書かせていただきました。
今回は、鉄分以外の栄養素についてお話しします。
妊活・妊娠期に意識される栄養素「葉酸」

妊活や妊娠中の方にとって、【葉酸】はよく知られている栄養素です。
葉酸はビタミンB群の一つで、不足すると貧血の一因となることがあります。
葉酸が不足すると起こる貧血とは?
葉酸が不足すると「巨赤芽球性貧血」と呼ばれる、赤血球がうまく成熟できずに働きが低下するタイプの貧血が生じることがあります。
つまり、妊活中は鉄分だけでなく、他の栄養素も意識して摂ることが望ましい場合があります。
妊活中から葉酸が推奨される理由
葉酸は、妊娠初期から多く使われる栄養素です。
特に妊娠4週〜6週頃には神経系が形成されるため、この時期に必要量が不足しないよう、妊活中から摂取を心がけることが推奨されています。
葉酸は“チーム”で働く栄養素
葉酸を含むビタミンB群は、お互いに協力して働く栄養素です。
ビタミンB6、B12、鉄やたんぱく質と一緒に摂ることで、体内でより効率的に利用されます。
なお、ビタミンB12が不足しても、葉酸不足と似たタイプの貧血が生じることがあります。
こんな症状、ありませんか?
- なんとなく疲れやすい
- 立ちくらみやめまいがある
- 朝がつらい
このような状態が続く場合は、鉄分だけでなく、葉酸やビタミンB群の摂取状況についても見直すことが一案です。
妊活の第一歩として、健康的な体づくりを
妊活は「妊娠を目指す」だけではなく、日常生活の中で健康維持に努めることが大切です。
体調を整えることが、妊娠を目指すうえでプラスになる可能性があります。
私も第1子の妊活時には、生活習慣を見直し、必要な栄養素を意識して摂るようにしました。
結果として初産より高齢出産となりましたが、現在は3児の母です。
妊活に関連する栄養や東洋医学的な養生法について、これからも情報をお届けしますので、ぜひ一緒に健康的な体づくりをしていきましょう。
血液検査を受けたらチェックしたい項目
- 赤血球数(RBC)
- ヘモグロビン(Hb)
- ヘマトクリット値(Ht)
- MCV
- MCH
- MCHC
ご自身の舌、見ていますか?
東洋医学では、体調の目安として「舌の状態」を見ることがあります。
日々の体調管理の参考に、こちらのブログもぜひご覧ください。
【舌で体調チェック】のブログはこちら
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